プロフィール

上杉安可吏

Author:上杉安可吏
「灯りの扉」は、どんな時にもあなたの目の前にあります。
必用なのは勇気ではなく、幸せになりたいと願う思いだけです。
一歩踏み出して、その扉を開くのは、
他ならぬあなたなのです。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリ

月別アーカイブ

ご訪問ありがとうございます

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QRコード

希望

「母ちゃん、俺アルバイトしながら電気工事士の資格取る」
「入りたい会社が見つかった」
そう言って、息子が電話をしてきました。

去年の11月末に宮城に引っ越しをしてから、数え切れない程の履歴書を書き、
数え切れない程、履歴書が返送されて来ました。
面接にさえもこぎ着けない自分を、社会には必要のないクズ同然だと、
嘆き苦しみ、そして喘ぎ、開き直っては、また落ち込む繰り返しでした。

母親として、息子の苦しんでいる姿は、心が引き千切られる思いでありながらも、
無虚しいアドバイスを続けることしか出来ません…。

震災の復興で重機のオペレーターが優遇されると聞いては、
教習所へ通い資格を取得しても、現実的には実務経験のない者には、
雇用がありません。

「今はやりたい仕事ではなく、やれる仕事を探しなさい」
「既に結婚をし、子供がいる立場のあなたには、仕事を選ぶ資格はないのだから…」

生まれて間もない子供と離れて暮らすことに疑問を持ちながらも、
暫くの間は、単身南相馬市に残り仕事をしていましたが、
見通しの立たない現状の中で、その迷いを上司に伝えたことが、
後に自身の首を絞める結果となり、結局会社を辞めることになったのです。

組織編成によって、上司が変わり、一旦口にしたのだからと、
新しい上司は、続けさせて欲しいという息子の気持ちを吐き捨てたのです。
寄りによって、その日は息子の二十三歳の誕生日でした。

其処から、息子にとっての試練と苦悩が始まったのです。

やっと面接をして貰い、採用された運送会社に勤め、
5時半起きの毎日でも、行くべき場所がある喜びと、労働の充実感で、
目を輝かせて仕事の様子を話してくれる息子に、
「頑張りすぎるな」、そう忠告をしました。

私の心配が現実のこととなったのは、就職が決まって2週間ほどの時です。

勤続の長い一部の人間から、息子が悪質な嫌がらせを受け始めたのです。
搬送の荷物が開けらグシャグシャにされたり、搬送先のラベルを故意にすり替えられ、
犯罪ともいうべき行為が行われた事実を、責任者は「人のせいにするな」と取り合いませんでした。
仕事に就いた喜びも束の間、その会社を退社。

「何で正しいことが、正しいと認められねえんだ」
「何でなんだ」
息子の精神状態はささくれ立ち、社会の理不尽さに押し潰されそうだったに違いありません。

息子に起こった事実は、この社会にウンザリするほど隠されています。
私が霊視鑑定を始めてから、どれ程の理不尽不当な扱いを受けられた、
依頼者様と出会ったか知れません。

そんな時だったのです。
「入りたい会社が見つかった」、と電話の向こうで声を弾ませていました。

そんなに規模の大きくない、年配の女性の社長さんらしいのですが、
会社案内に寄せたコメントを読んで、そこに希望と光を感じたのでしょう…。
でも、残念なことに、募集をしているのは、電気工事士の資格を有する者でした。

それでも、どうしてもその会社に入りたい一心の息子は、
どんな雑用でも何でもいいから、その社長さんの下で働きたいと願い、
直接電話で話をさせて貰うことにしたと言っていました。

夕方過ぎに息子から電話が入りました。
「母ちゃん、やっぱり駄目だった」
でも、その息子の声は、先にもまして輝いているのです。

「私は、従業員は家族だと思っているのよ。あなたも家族になれると良かったのだけどね」
「ごめんね」
…、社長さんがそう言ったそうです。

電気工事士の資格を持っているだけではなく、従事期間が5年以上ないと、
そこでは仕事が出来ないとのことだったようです。

結果はやはり駄目だったけれど、その方の存在が、
「世の中には、自分が知らない素晴らしい社長がいる」、
という希望を、息子に与えてくれたのだと思います。

「母ちゃんがいつも言ってる、波動っていうことなんだって思ったよ」

望みが叶わなかったけれど…、
言葉は「ごめんね」だったけれど…、
その方から溢れてくる、大きな「」の暖かさを感じたに違いありません。

息子はこれからも、また試練の中で生きていくことになるでしょう…。
でも、きっと彼が感じた希望は、決して消えることなく、
倒れかけそうな自分を支えてくれるに違りません。

「ありがとうございました」
私の息子を、あなたが救ってくれました。



↑↑↑
ブログランキングに参加してします。
ワンクリックして頂けたら、嬉しく思います。
blogram投票ボタン
↑↑↑
blogramランキング参加中!
霊視鑑定・スピリチュアルカウンセリング 灯りの扉 El




タグ : 雇用 波動 希望 家族 理不尽 霊視鑑定 不当 依頼者 試練

波動の関係

すれ違い様に、心の暖かさや穏やかさ、そしての広さや深さが感じられるような、
そんな人間になりたいと思ってきました。

言葉や表情も、勿論大切なことですが、
何も語らずして、また向き合わずしても、すれ違い様の、の残り香が、
誰かのを震わせたら、どんなに素敵なことでしょう…。

不安定な政治や回復の兆しの見えない景気…、
得体の知れない恐怖を感じる自然現象…、
私達の精神状態を脅かす原因は、いくらでも身の回りに転がっています。

一歩、扉を開けて外へ出れば、不快感や憤りの感情に触れるのも、
そう難しいことではなくなっています。

一つの不快感が、次の不快を誘発させ、
若しかしたら、不快を感じる自分に問題があるのではないかと、
混乱してしまうことはないでしょうか…。

つい昨日、鑑定がひと段落した夜の11時頃に、
切れてしまった柔軟剤を買う為に、直ぐ近くの24時間営業のスーパーへ出掛けました。

時間帯もあって、幾つも並んでいるレジは、二か所だけ開けられていて、
どちらにも二組ほど並んでいたのですが、
ついでに買ったアイスが気になっていた私は、二つのレジの後ろ側で、
早いのはどちらか見守っていました。

左側のレジからは、商品代金を読み上げる快活な女性の声がします。
出来れば、そちら側に並びたかったのですが、別の方のレジが空きました。

ヒソヒソ話に毛が生えたくらいのか細い声で、何か言っています。
慣れたスパーなので、第一声の音で何を言っているのかを察知できましたが、
その後に続く、商品代金の復唱の殆んどは、店内に流れている音楽に掻き消されていきます。

「きっと、この人は何かしてはいけないことをする…」、そんな風に感じた瞬間です。
肌触りの良さに衝動買いした、フリースのパジャマの上に、
明太子のパックを、乗せ始めたのです。
次に手に取ったひき肉のパックで気が付くのだろうかと、黙って見ていると、
その女性は、何の躊躇いもなしに、パジャマを覆うように乗せました。
呆れ果て、憤りを越えて情けなさが込み上げて来ます。

こんな所で、パジャマなんか衝動買いしたからだ…。
980円だから?
安いから、そういう扱いなの?

訳の分からない思いが、自分の中で交差しながら、
気が付くとパジャマを無造作に手に取って、
「ねっ、別の袋に入れてくれませんか」と言っていました。

このたった一言の「ねっ」が、何とも意地悪なことか…。

その女性は疲れていたのかも知れません。
省エネで店内が寒くて辛かったのかも知れません。
家に風邪をひいた子供が寝ているのかも知れません。
上司に理不尽な扱いを受けたのかも知れません。

でも、どんなことも切っ掛けにしか過ぎなくて、
総ては、その女性が持つ、波動が引き寄せた必然的ミスなのだと思います。

そして、感じたことよりも、アイスが融けてしまうのでは…、
という思考を優先させた結果なのです。

考えてみれば、たかが2、3分の違いなのだから、
心地良い波動を感じた方へ、迷わずに行くべきだったのに、
きっと私自身もまた、負の波動を持っていたのでしょう…。

お陰様でアイスは無事でしたが、食べる気力を失って、
パジャマの匂いを嗅ぎながら、脱衣カゴへ。

の残り香とは、正に波動そのものです。

すれ違い様に…、まだまだ程遠い現実に、ただただ溜息です。


↑↑↑
ブログランキングに参加してします。
ワンクリックして頂けたら、嬉しく思います。
blogram投票ボタン
↑↑↑
blogramランキング参加中!
霊視鑑定・スピリチュアルカウンセリング 灯りの扉 El


タグ : 鑑定 波動 精神状態 不快 不快感

恋供養

思いもよらなかった別れ…。
なんとなくが付いていた心変わり…。

いろんな別れがあるけれど、もう二人の時間を共有することはない事実…、
そこに違いはありません。

他に好きな人が出来たなら諦めも付くのですが…、そう言ったご依頼者の方がいました。
別の人を好きになるなんて、許せない…、そう言うご依頼者の方もおられます。
この方々の別れの理由が入れ替わったとしたら、やはり同じことを言うのだと思います。

それは納得の出来る別れの理由など、無いからに他成りません。

でも、人との別れは納得如何に拘わらず、受け入れることしか選択肢がありません。
だから、辛く苦しいものなのでしょう…。

過去の恋愛を引き摺り、長い間、事実と妄想が作り上げた世界に住み続けて、
身動きが取れなくなっているご依頼者の方々が後を絶ちません。

「相手の気持ちが知りたい…」

これが、殆んどの方の霊視鑑定の内容なのですが、
寄りを戻したいお気持ちよりも、苦しい現状から抜け出すために、
背中を押して貰いたいお気持ちの方が強いように感じています。

関わり合いの時間が長ければ長いほど、
一人取り残された孤独感は強く、悲しみと怒りの感情を行き来し、
ご自身を持て余してしまうのだと思います。

亡くなられた人のご供養とは、その方の未練苦悩
後悔や怒り…、といった現世に残した感情を慰めるものだと思っていますが、
恋の終わりにも供養が必要なのかも知れません。

甦ってくる様々な場面や、そこに付随して湧き起ってくる思いには、
既に「」が吹き込まれています。

その「」を丸ごと抱きしめ、そして宥める…。
この恋の供養を重ねていく内に、浮かんでくる場面は同じであっても、
それを見ている自分の立ち位置が、少しずつ離れていっているのを感じることでしょう。

それは忘れ始めたのではなく、行き場所を失い地団太を踏んでいたが、
在るべきところへ成就していくのだと思います。

ひとつの恋を成就させることは、決して結婚をすることではなく、
自分自身の「」の居場所を見つけることなのではないでしょうか…。

心には沢山の引き出しがあります。
終わった恋を、何処かの引き出しにちゃんとしまえることが出来たら、
恋をした自分も、別れを経験した自分も、きっと好きになれるに違いありません…。


↑↑↑
ブログランキングに参加してします。
ワンクリックして頂けたら、嬉しく思います。
blogram投票ボタン
↑↑↑
blogramランキング参加中!
霊視鑑定・スピリチュアルカウンセリング 灯りの扉 El








タグ : 恋愛 苦悩 霊視鑑定 供養 依頼者 孤独感 未練 成就

この場所から…   fo end of summer

前回掲載いたしました「脱出」に、コメントを寄せて下さった、
end of summer さんへ、返信を差し上げようと書き始めたのですが、
これは個人的な返信であってはならないのではないかと思い、
敢えてブログに掲載させて頂くことにしました。

如何なる変化の中にあっても、私は私であり続けなければならない…、
あり続けられるのだ…、と自身に言い聞かせながら、
その虚勢に気付かないように「平気」を装ってきたのかも知れないと、
コメントを何度も繰り返し読みながら、皆様に映し出された自分の姿を見ています。

米沢への避難から、昨年の11月に宮城県へ移転し、もう一年が過ぎます。
其処にある景色も匂いも、ソファーもデスクも、コーヒーカップも、
時にを癒してくれる観葉植物ですら、以前のものではありません。

限られた条件の中であったとしても、確かに私自身が、私自身のために選び、
新しい生活と共に、総てを立て直すためのものでした。

少し大き過ぎたソファーも居場所を見つけ、
枝葉が3,4枚だったミニモンステラも、鉢を植え替えてあげるほどに成長し、
今ではリビングの白い壁を地良く蔦っています。

「カップの茶渋をとらなくちゃ」、そう呟いたのはつい先日です。
トイレの芳香剤を何度変えたでしょう…。
空気清浄器のフィルターを、どれだけ洗ったでしょう…。
アートフレームをずらしたら、煙草のヤニでクッキリと線が出来てしまい、
何でとれるかなって、壁とにらめっこしたのも数日前です。

新しく出会った何もかもが、其々落ち着く場所を見つけ役割をこなし、
時間と空間の中に溶け込みながら存在しています。

私は…

カタチだけ変化に順応しながら、も「あの場所」「あの頃」に残して、
この現実の中で息をしていたに違いありません。

これからをどう生きていけばいいのか…、
どれほど考えても見つけることが出来なかったのは、
置かれている状況のせいではなく、
私の「」が変化を受け入れられずに、思考で決めようとしていたからなのでしょう…。

以前の上杉安可吏に戻ることにこだわらず、新しい上杉安可吏でもよろしいのではないかと思います。

end of summer さんのこの言葉に、未練執着で凍り付いていたが、
ゆっくりと静かに溶け始めています。

震災…、福島原発事故は、沢山の掛替えのないものを奪っていってしまったけれど、
私が上杉安可吏であり続けることが出来る可能性と、
霊視という少しばかりの能力は残してくれました。

これからも、ご依頼者様方の様々な苦悩と向き合わせて頂き、
皆様方が、人生の夕暮れ時に「私の人生は満更でもなかった…」と思って頂けるような、
霊視を続けさせて頂きます。

この場所から…



↑↑↑
ブログランキングに参加してします。
ワンクリックして頂けたら、嬉しく思います。
blogram投票ボタン
↑↑↑
blogramランキング参加中!
霊視鑑定・スピリチュアルカウンセリング 灯りの扉 El




タグ : 避難 霊視 苦悩 上杉安可吏 福島原発事故 未練 執着

  【BACK TO HOME】  


 BLOG TOP 



Powered by FC2ブログ