ひとつの
霊視鑑定が切っ掛けとなって、
その後に度々、霊視のお申し込みを頂戴することは珍しくありません。
微力ながら、何らかのお役に立てたことに安堵し、
ご依頼者様の感謝の思いを、更に自身の向上へのエネルギーにしてきました。
これからお話をするご依頼者様も、そういったお一人でしたが、
初めての
霊視鑑定から、多分、6、7回目くらいのお申し込みだった思いますが、
意を決して、そのお申し出をお断りさせて頂いたのです。
私は、予てより、
霊視鑑定でのご報告は、
YESかNO…、又は二者択一に留まるものであってはならないと思っています。
霊視によって視えて参りますことから、
何故、そういった思考の方向性が出来上がってしまったのか…、
何故、望ましくない現状を引き起こしてしまったのか…、
苦悩や問題の影に潜んでいるものを、お伝えすることによって、
ご依頼者様ご自身が、今後を選択判断していくことが、
最も望ましいことで、
霊視鑑定はその気付きの切っ掛けに過ぎなく、
又、其処に留まるべきだと思っています。
その方は、ご結婚相手に関しての不信感を拭いたい一心で、
霊視鑑定の扉を開かられたのですが、
相手の方のご性格や、何故不信感が沸き起こってくるのかを、
霊視によってお答えしたところ、
とても驚かれ、そして大きな信頼を寄せてくれるようになりました。
しかしながら、その信頼感は、次第にあれもこれもと、
霊視への
依存に繋がってしまい、ご自分の意志や感情を蔑ろにされ、
たった一度きりの人生の選択を、私の霊視によって決めていこうとされている様に感じられ、
霊視の領域を逸脱していると思われたのです。
それ程までの信頼を寄せて頂けるのは、
霊視鑑定師として、とても嬉しいことでございますし、
有り難いことですが、その勢いは、お仕事のお仲間や上司の一人ひとりにまで及び、
ご依頼者様の障害や問題、
苦悩の範囲を大きく超え、
単なる興味や、自己保身、自己満足を引き起こしていると感じられました。
誰もが、出来るだけ幸福で、障害や問題を遠ざけ、生きていきたいと願うはずですが、
降り掛かってくる
苦悩は、その方自身がご自身を見つめ直す、
掛け替えのないチャンスでもあります。
考えたり悩んだり、又過去を後悔したりすることは、
自身の足跡を確認する、人として必要な作業でもあります。
雨風に吹かれず、なだらかな道を、
何の不安も心配もせずに歩くために、霊視鑑定を武器にすることは、
果たして、自分の人生を生きることなのでしょうか…。
ご依頼者様は、まるで薬物中毒患者の様に、
ご自身が霊視鑑定
依存に、陥っていることに気付かれてはいません。
何故、お断りをするのか、その理由を丁寧にお伝えしたつもりですが、
返信には、
鑑定料金を支払うのですし、
鑑定結果を
悪用する訳でもないのに、
引き受けて貰えないのは、理解出来ないとの旨が書かれてありました。
このまま霊視鑑定をし続ければ、明日どんな洋服を着ていけばいいのかさえ、
自分で決めることが、出来なくなってしまうかもしれません…。
転ばないように生きる為ではなく、
転んでも、転んでも、何度転ぼうと、
もう一度起き上がれる為に…、
その為に、霊視鑑定をさせて頂きたいと切に願っています。

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