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上杉朱璃(あかり)

Author:上杉朱璃(あかり)
「灯かりの扉」は、どんな時にもあなたの目の前にあります。
必用なのは勇気ではなく、幸せになりたいと願う思いだけです。
一歩踏み出して、その扉を開くのは、他ならぬあなたなのです。

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人生の寄り道

男性の方のご依頼も、確実に増えております。
鑑定をする際に、ご依頼者の方の年齢をお聞きする事はありませんが、霊視内容に年代との違いがある事を、最近感じています。

お仕事に関してのご依頼は、三十代から四十代前半の方が最も多く、五十歳を越えられると、精神的な苦悩に関してが増えていきます。
現実的な問題というよりは、ご自身の中で渦巻く、焦りや焦燥感からくる、スピリチュアル=「魂」の叫びをとても強く感じるのです。

社会的に苦しい板挟みの状況から、やっと抜け出せる兆しが見えてきて、お子様方も独立され、傍目から見れば、一番精神的に安定をされる時期なのではないかと思われるのですが、実態は毎日を憂鬱に過ごされ、目を覚ました時が一番苦しい…、とおっしゃっています。

霊視を進めていくと、確かにスピリチュアル=「魂」の波動が淀み、薄い灰色のオーラを出されていらっしゃるのです。
ご家庭や、職場に関しては何ら問題は視えず、「一体、この負の波動の正体は何なのだろう…」と、鑑定もスムーズには進まない事も度々でしたが、或る方の霊視をしていて、強い絶望を感じた事が切っ掛けに、その正体が浮き彫りになりました。

人生の終着地点を垣間見た、恐怖と未練だったのです。
一般的な引退を60歳として、其処までの年数は、もう十年を切ってしまっています。
現在から過去の十年は、あっという間に過ぎてきた記憶は鮮やかに甦り、感じる距離感はもっと短いものに違いありません。
「終わってしまう…」、これが精神を脅かしている原因でした。

家族の生活の為に、社会戦争の中を戦い続けてきて、いつの間にか、家族の為なのか、自分の為だったのか、もしくは企業の為だったのか…、と引退を目前にして、ご自身の存在感やご自身の人生を見失いそうになっておられるのです。

稼ぐという事は、生活の為の手段であり、職業とはご自身の能力を追求する舞台、
そして、人生とは…。
この部分を忘れて来られたのでしょう…。
間もなく定年退職という時に、量販店に於いて数百円の雑貨を万引きして、懲戒免職になった警察官や、不純異性交遊で、摘発され免職になった教頭先生…、一流企業の部長まで上り詰めて、一週間後に定年という時に、ビルの屋上から飛び降り自殺をされた方等、「どうして…」という疑問が多く残る事件は数え切れないほどあるのです。

定年をしたら、今度こそ自分の楽しみの為の、第二の人生を送ると言っておられた方が、定年半年後に痴呆になられたと耳にした事もあります。

こういった方々に共通している事は、人生の寄り道をされて来なかった、社会的には「真面目」と言われていらっしゃる方々です。
人生には第二も、第三もありません。
今現実に生きているこの時間が、たった一つの人生そのものなのです。
幼少時代の学校からの帰り道、寄り道をして友達と探索した森林や、自分達だけの秘密基地には、どれだけの夢や希望、明日のワクワクが溢れていたに違いありません。

大人になっても、寄り道は、ご自身のスピリチュアル=「魂」の潤いになるのではないでしょうか…。
今日が定年退職というその時に、昨日と同じ明日を迎えられる、そんなご自身であって欲しいと願います。
明日が待ち遠しいと思えるような、人生の寄り道をされて下さい。



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