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上杉朱璃(あかり)

Author:上杉朱璃(あかり)
「灯かりの扉」は、どんな時にもあなたの目の前にあります。
必用なのは勇気ではなく、幸せになりたいと願う思いだけです。
一歩踏み出して、その扉を開くのは、他ならぬあなたなのです。

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霊視 見ないようにしてきた潜在意識

霊視鑑定のお申込みの殆どが、抱えている問題苦悩に関してなので、
私が向き合っていることは、決して楽しいものでも、喜ばしいことでもありません。

自分では意識を持って、の作用を受けない様にしているつもりなのですが、
そののエネルギーが飛散していて、気が付ない内に少しずつ、
吸い込んでしまっているのだと思います。

思ってもみない時に、その影響が表面化して、自分でも驚いたり、
情けなくなったり…、と心身のバランスを崩していることに直面します。

先日も、母親からの電話で、些かの不快を覚えたのは事実なのですが、
まるで自分の中の悪や毒を一気に吐き出すかのように、
過去のことにまでさかのぼって感情をぶつけてしまったのです。

電話の向こうで母親のすすり泣く声が聞こえると、
また始まった…、とそれすらも腹立たしく、
湧き起って来る感情を止められないのです。

「わかってるよ…」
か細い声で言う母の言葉を畳掛けるかのように、
「何もわかってないよ」
「感謝なんてして欲しい訳じゃなくて、どんなに苦しくても逃げ出せなかった、
その私の思いや辛さや苦しさを、ほんの少しでだけでも感じて欲しいだけなんだよ」

もう母は何も言わなくなってしまった。

どこかで終わりにしなければならない不毛な時間を、
大きなため息を、ぶつける様に吐き出して電話を切った。

当然何事もなかったようには出来なくて、
しばらくの間、吐き出した毒を処理すかのように掃除機をかけ、
フローリングのワックス掛けをしたりして過ごし、
整った空間を眺めていると、どうしても外の空気が吸いたくなって、
車を走らせた。

見慣れた街並みが視界を駆け抜けて少し経つと、
喉の奥の方から、感情の塊が一気に飛び出し、
嗚咽になって大声で泣き叫んでいた。

八十歳を過ぎた年老いた母親を泣かせてしまった、
理不尽な八つ当たりをしてしまった自責の念で、
情けなく、申し訳なさでいっぱいだったのです。

子供の霊に憑依されているのではないかと、一瞬脳裏を過るほど、
それはまるで、大切なものを壊してしまった子供の様に、
「エーン、エーン」って、声を出して泣いたのです。

「私、何やってんだろ…」
「ちっちゃい、ちっちゃすぎるよ」

日々向き合っている、ご依頼者様の問題苦悩ばかりではなく、
顕在意識で、無理やり希望や夢へ向かせようとしているものの、
潜在意識に刷り込まれてしまった不安恐怖は、
明らかに、私自身の魂を不安定にさせてしまったのだと思います。

私は大声で泣きたかったのだと思います。

つま先立ちで一本橋を渡っている様な恐怖心や、
拭いきれない不安を、本当は誰かに知って欲しくて、
助けて欲しくていたのだと思います。

パンパンに膨らんだ不安恐怖心が、
母親の一本の電話が切っ掛けとなって大きく割れた。

「大丈夫、私は大丈夫」
「今までだって、乗り越えてきたんだから」
「今度も必ず乗り越える」

見ないように、気付かないようにしてきた、
潜在意識に溢れていたの感情を握り潰した。

霊視鑑定には、表面化している問題にだけ、
その焦点を合わせているけれど、
問題の本質は別にあることが少なくありません。

私自身が弱く情けない人間であることにも意味があり、
だからこその能力であり、
人様のお役に立てることもあるのではないかと感慨深い思いです。

人の足りるところ、足りないところ、
その総てに価値があるのだと思います。



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タグ : 霊視鑑定 潜在意識 苦悩 不安 恐怖 問題

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◆ コメント ◆

「お初になります。」


普段人様を助けているので、今回はお母さんに助けてもらったのではないでしょうか?私は散々母親に迷惑かけて生きてきたので、思わず書き込みしてしまいました。頑張って下さい。


「Re:コメントをありがとうございました」


母親に助けて貰った…。
そんな風に考えたことはなかったけれど、そうかもしれませんね。
不安や恐怖心でいっぱいで泣きたかった私を、
大声で泣かせてくれたのかもしれません。
そしてまた、このコメントに救われています。
本当にありがとうございました。

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